【第二部】鬼に愛された女


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「こら琥珀!やっと見つけ……た……」


京助おじ様が私を見つけ、怒りを


露わにしながら近づいてきた


だが、私の後ろに立っている男を


見たとたん、声がだんだん小さく

なっていった


「あんた、たしか鋼とかいう……」


「お久しぶりです」


おじ様はかなり驚いた後に、深呼

吸をすると、肩をおろしてため息

をついた


「……もう約束の日が来たのか」


おじ様の目は、とても悲しそうだった




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