【第二部】鬼に愛された女


「こなんなとこに立ってないで、

中に入ってくれ」


そういうおじ様に、鋼は私の腕を

つかんで、きっぱりと断る


「結構です。……自分は彼女をつ

れて帰ります」


「はっ?どうして私も行かなきゃ

いけないのよ!?」


この人は何なの!?


訳わかんないよ!


全く理解できない私に、鋼は何や

ら考えはじめ、こう言ってきた


「……時間がありませんので、手

っ取り早く説明いたします」




< 11 / 287 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop