【第二部】鬼に愛された女


頬が、いや、身体全身が赤く染まる


顔が熱くなる


「百鬼家の家紋を、ご存知ですか?」


琥珀は横に首を振る


家紋があったこと知らなかった琥珀


どんな家紋なのかしら?

「なになに?早く教えて」


「……月と桜です」


「月?」


月と桜?


月と桜は私も大好きなもの


それを聞いてとても嬉しくなった





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