【第二部】鬼に愛された女


あっという間に屋敷から出て、屋

敷近くに止まっている車に乗り込

んだ


乗ったと同時に、車は走り出す


「……琥珀様、森に着くまで時間

があります。ですから、今からの

ことをちゃんとお聞きください」


「わ、わかったわ」


私は鋼の勢いに負け、大人しくする


「まず鬼の森に着いたら、あなた

が頭領に相応しいか鬼神院が判断

します。それを合格すれば、あな

たは立派な頭領になれますが……」





< 15 / 287 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop