【第二部】鬼に愛された女


「こいつらの心?俺にはなんの得がある?」


「何もない。じゃが、新しい頭領が決まる」


「頭領?……なら読んでやるよ。そこの男、こっちに来い」

人差し指をちょいちょいっと動かして鬼島要を呼ぶ


鬼島要は黙って白雲に従い、おとなしく白雲のそばに近寄った





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