【第二部】鬼に愛された女
「そんなのはどうでもよい。どちらが相応しいのかを聞いておる」
「……結果的には男が相応しいな」
「要様?なら次の頭領は要様じゃな!」
子供のように無邪気に笑う玄二
だが、鋼は納得がいかなかった
「お待ちください!罪人に頭領を決めさせていいのですか!」
「心外だな。昔は共に神威を守っていた仲間じゃないか」
「よく頭領の名を言えたものだな!」
声をあらげて怒りを露わにする鋼
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