【第二部】鬼に愛された女


「……自分もお聞きしてよろしいでしょうか?」

「なによ」


ずっと黙っていた鋼が口を開く


今までは優しい口調で離していた南だが、鋼が口を開いてから口調が冷たく変化した


「……呪いの持続はいつまでなんですか?琥珀様に命の別状はありませんか?」


真剣な眼差しで南をじっと見つめると、南も鋼を見つめ返してこう言った

「命の別状はないわ。でも……」








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