【第二部】鬼に愛された女


中にはいると、長い廊下が琥珀を出迎えてくれた

「……こちらです」


鋼が先頭に立って、琥珀を案内する


ちらりと、鋼が私をみてくる


「あの琥珀様。一体何を怒っていたのですか?」

今だに残る痛々しい頬


「……自分で考えてください」


無神経なこの男に、正直呆れる



< 24 / 287 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop