【第二部】鬼に愛された女


琥珀はそっと鋼の顔を覗き込む


そこには、いつもの鋼はではなく、見たこともない鋼がいた


目を泳がして、真っ赤になった顔


気のせいなのだろうか


手が震えている


「これが俺の気持ちです」








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