【第二部】鬼に愛された女


「美月」


「はい?」


「これは誘っているのか?それとも意地悪か?」

「そ、そんなつもりは……んんっ!」


誤解を解こうとすると、神威の唇によって塞がれた

最初は抵抗するが、次第に抵抗する力が弱くなり、神威の口づけを受け入れる


久しぶりの深い口づけに、美月は幸福感を覚えた

この時がいつまでも続いたらいいのに







< 274 / 287 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop