【第二部】鬼に愛された女


そして今日は珍しく愚痴をこぼすことなく、きちんと仕事をしていた


何かあるとは考えてはいたが……


「まさか帰ってしまうとは」


確かに今日の分は大体は終わっている


残りの仕事は鋼にも出来るものであり、それを考えてわざと残し、大体の仕事を片づけたのだろう

「今日くらいはいいか」

そう呟くと、鋼は残された仕事をかたしていく






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