【第二部】鬼に愛された女


「ちょっと頼みたいことがあるんだけど大丈夫かしら?」


「あぁ。大丈夫だ」


「じゃぁ、はい」


琥珀を鋼の前でおろすと、この部屋に置いてある布団を取り出した


「一体何なんだ?」


「少しの間琥珀様の面倒をみててほしいの。ちょっと急用が出来ちゃったから」


「それじゃぁこの布団は?」


「この時間帯はいつもはお昼寝しているんだけど、今日はまだ眠たくないみたい。眠たそうになったら寝かせてあげて」


頼みます。と、鋼に言うと、琥珀に一度笑いかけてから退出していった






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