【第二部】鬼に愛された女
「あう〜」
琥珀は、はいはいをしながら鋼に近づく
そして鋼の膝の上に乗ると、服を引っ張って鋼を見る
「おやめください琥珀様」
鋼がそう言うと、琥珀を持ち上げて布団の上に降ろす
だが、鋼は数秒後に後悔することになった
「ひっく……。おわぁぁ。あぁぁ!」
琥珀は声を立てて盛大に泣き出してしまった
「わ、琥珀様!すみません!」
泣き出す琥珀に急いで謝ると、膝の上に置いてなだめ始める