【第二部】鬼に愛された女


琥珀は男たちのやり取りを見ながら、一歩、また一歩と下がる


またやってしまった


後悔が琥珀の心に残る


じつは琥珀は、昔から怖い思いや、怒った時には必ず変なことが起きた


昔、近所の子と喧嘩した時にも起こった


突然相手は顔を青ざめて、何かに怯えながら走り去ってしまう


それを何度も繰り返していると、友人たちは琥珀から離れていった




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