【第二部】鬼に愛された女


「あぁ?どこ行くんだよ。あんた、見たところ高貴な純血の鬼だろう?ならさ、人に戻る方法知ってるんだろ?教えろよっ!なぁ、教えろってば!」


男は冷めた目つきで琥珀を見下ろして、ものすごい勢いで近づいてきた


「やっ、止めてよ!来ないで!」


「早く言えよ。教えろよ!さもないと命がないぞ!」


ついに動けないで立ち止まっている琥珀の前に来ると、乱暴に胸ぐらを掴んで脅しをかけてきた




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