【第二部】鬼に愛された女


「この方は俺にとっても、とても大切な方だ。お前らに汚させない」


すっかり一人称が"俺"に変わり、雰囲気も変わってしまった


そんな鋼を恐れたのか、睨みをきかせた後に、舌打ちをして去っていってしまった


緊張した雰囲気がとけ、鋼は刀を一度振ると、鞘に収めた


「……琥珀様、大丈夫ですか?」


「う、うん。ありがとう」




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