【第二部】鬼に愛された女


琥珀の瞳から沢山の涙が溢れ出た


「ごめんなさい……本当に……」


ごめんなさい。と、言おうとすれば、鋼に強く抱きしめられた


「自分を攻めないでください。自分はあなたを守れなかった。あなたに傷をつけてしまった」


首筋を指でなぞり、そして傷口を下から上へと舐め上げた


背筋がぞくりとした


身体の奥が、甘く疼く


「あっ……///」





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