【第二部】鬼に愛された女


見た目は20そこらに見えるが、

本当にお父様の側近?


そうには見えないけれど

「あの……私と一度、どこかで会ってますか?」

鋼は一瞬目を見開いたが、何もな

かったかのようにふるまう


「……いえ。ありません」


「そうですか。……さ、入ってください」


私は鋼を屋敷に案内したのだった





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