【第二部】鬼に愛された女


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「南様、琥珀様がいらっしゃいました」


鋼は南の返事も聞かずに、襖を開けて琥珀を誘導した


失礼します。と、小さく言うと、琥珀はおどおどしながら部屋に入った


部屋には、漆黒の髪に漆黒の瞳の女人がいた


美しく、女性に対して使う言葉ではないが、どこかかっこ良い人だ





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