【第二部】鬼に愛された女


「……かしこまりました」


嫌そうな顔をするが、潔く鋼は下がった


南は鋼がいなくなったのを確認すると、急に雰囲気が変わった


「琥珀ちゃん。あなたに聞きたいことがあるの。……あなた、白雲を知っている?」


「白雲?知ってますが?」


「それ、本当!?」


目を大きく見開いて、琥珀の肩を掴んだ





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