翔る。



ピピピピピっ




聞き慣れたうるさい電子音で目が覚めた。

携帯のアラーム。

手慣れた手つきで携帯を開きアラームを止めた



…うん、あと10分。



あと10分したら起きるとしよう






そう心に決めて目を再び閉じた時だった。



「何事だっ!!」


バーンっ!!とすごい勢いで襖が開かれた。



その音に反応して私は飛び起きた。


そして目の前には昨日の男が仁王立ちしていた



「おい、今のはなんだ!?」











< 28 / 85 >

この作品をシェア

pagetop