翔る。




「五月蝿い。何を騒いでいる?小十郎」


そう言って誰かが部屋に入ってきた。




これは…昨日の…



「あ、政宗様。おはようございます」

すかさず昨日の男、こと小十郎さんが頭を下げた。




伊達…政宗…



もしも彼が本物ならば、


500年前のあの伊達政宗ならば…




私にはある一つの言葉が思い浮かんだ。














タイムスリップ








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