追憶の蓋
秋の太陽は怠慢だ

あっという間に姿を消して

今頃どこかの海で

バカンスでもしてる


太陽にまで置いてけぼり

そんなあたしの四肢を

夜風が包む


あの頃は

こんな夜も嫌いじゃなかったのに



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