ストーカー
「俺じゃない…」


「じゃあ、どうして持ってるのよ?」

私は問いつめた。

「誰かが俺の机に仕掛けたんだ…」


「嘘をつくな!」

「嘘じゃない!!」

斎藤に冷たい視線が降り注ぐ。


「信じてくれよ! 俺じゃないんだ!!」


五十嵐は溜め息を吐き、捻った斎藤の腕に力を加える。


「警察に送ってやる」
< 43 / 100 >

この作品をシェア

pagetop