ストーカー
――「ただいま」

懐かしき家に足を踏み入れ、懐かしき母の顔を見ることができた。


「麗…久しぶりだね〜」


「一年振りね」

「元気だったかい?」

「ええ…」

本当は、不安で不安で実家に戻っただけ。

元気がある訳ない。



私は居間に座り、やっと落ち着いた。
< 46 / 100 >

この作品をシェア

pagetop