ストーカー
翌日、私は反省していた。


母親にあんな態度は申し訳なかった。


私は鞄を肩に提げ、帰る支度をした。


「ゴメンね。母さん」

「いいんだよ。今は、アンタのしたいことをやりな」


母親は私の頭をワサワサと撫でてくれた。


「ほらっ! 行ってきな」


背を押され、私は実家を出た。
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