ストーカー
加地は声を荒げる。

「離せ! 離せ!」

加地の持っていた刃物が落ちる。

そして、警官によって手錠を架けられた。


「犯人確保」

取り抑えられた加地は、それでも抵抗した。

「どうしてだ!? 僕はただ彼女が好きだったんだよ!! ただ…ただ愛情を表すのが苦手だっただけだろう!? なぁ!? 分かってくれよ! なぁ!?」



彼が私に目で訴えかける。

だが、警官によって連行される。
< 76 / 100 >

この作品をシェア

pagetop