ストーカー
刑事は目を丸くした。

「ふざけているのか!」

「ふざけていませんよ…。たかがストーカー。殺人犯になろうとしている人と、交換すると言ってるんですよ。良い条件だと思いますよ?」

「殺人?」

「ええ。そろそろラストスパートに入りますよ」

「ラストスパート?」

「元々は真犯人の狙いは、ストーカーしたさじゃあなかったんです。……苦しめることだったんですよ」


「どうゆうことだ?」

加地は笑みを浮かべる。


「この先は釈放が決まってからの話しです」


刑事は腕組みをした。

何十分も悩んだ。
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