ストーカー
「私をハメわね!?」

「今頃気付くのは遅いですよ」

紀山は唇を悔い縛る。

「さよなら、紀山さん」

加地は笑って手を振った。


紀山は連行される。

「おい! 病院に運べ!」


誰かが叫ぶ。

意識が無くなろうとしている。

私は目を瞑った。

真っ暗な闇。

全てに終焉を迎えたのだ。
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