ストーカー
――「岡田や紀山は分かったが、斎藤の容疑は?」
五十嵐が加地に問う。
「盗聴機が斎藤さんの机にあったのは事実。それに、デスクが彼を連行している間に、姫野さんの写真をたくさん彼の家にバラ蒔いておきました。ま、岡田さんや紀山さんと関係ないとしても、個人的にストーカーとして疑われるでしょ」
「悪魔だな」
「デスクには感謝してますよ。合鍵作ってもらったり、紀山さんの指紋の採取をしてもらったり」
「構わないさ。それより、約束の物を寄越しな」
「安心してください。先程振り込んどきました、1000万円」
互いに笑みを浮かべる。
「だが、なぜ俺を岡田に撮らせた?」
「電車の写真ですか?」
五十嵐はタバコを吹かす。
五十嵐が加地に問う。
「盗聴機が斎藤さんの机にあったのは事実。それに、デスクが彼を連行している間に、姫野さんの写真をたくさん彼の家にバラ蒔いておきました。ま、岡田さんや紀山さんと関係ないとしても、個人的にストーカーとして疑われるでしょ」
「悪魔だな」
「デスクには感謝してますよ。合鍵作ってもらったり、紀山さんの指紋の採取をしてもらったり」
「構わないさ。それより、約束の物を寄越しな」
「安心してください。先程振り込んどきました、1000万円」
互いに笑みを浮かべる。
「だが、なぜ俺を岡田に撮らせた?」
「電車の写真ですか?」
五十嵐はタバコを吹かす。