ジャック ザ リッパー



彼は女の首に手を回した。

ビクリと女の身体が固まる。

イイ声で鳴けよ。



「さよなら」



意味もない挨拶の後、彼はナイフを振り上げた。


女が月の光を浴びたナイフを凝視する。














その瞳に、恐怖の色はなく。


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