黒騎姫―Princess of black knight
第一章 Ⅱ
【黒騎姫っ! 行くよっ!!】
――魔王の謁見の間。
あたしはダークな雰囲気なんか好きじゃない。
謁見の間を、ホントはピンク系で統一したいんだけど。
でも、ピンクだと配下――主に魔物――が合わないってゆーか、浮くってゆーか。
だから、あたしの謁見の間は、人間の謁見の間と同じような装飾にしてある。
配下にも人間は少しいるし、陳情はほとんど人間だしね。
その代わり、あたし自身は魔王っぽく見えるように努力していた。
上質な絹で仕立てた純白のマーメイドドレス。
髪はホワイトのロングウィッグを、高く結い上げている。
メイクはきつめ。
特に、眼に威圧感が出るように、目元のメイクには力を入れている。
――魔王の謁見の間。
あたしはダークな雰囲気なんか好きじゃない。
謁見の間を、ホントはピンク系で統一したいんだけど。
でも、ピンクだと配下――主に魔物――が合わないってゆーか、浮くってゆーか。
だから、あたしの謁見の間は、人間の謁見の間と同じような装飾にしてある。
配下にも人間は少しいるし、陳情はほとんど人間だしね。
その代わり、あたし自身は魔王っぽく見えるように努力していた。
上質な絹で仕立てた純白のマーメイドドレス。
髪はホワイトのロングウィッグを、高く結い上げている。
メイクはきつめ。
特に、眼に威圧感が出るように、目元のメイクには力を入れている。