僕は
だけど責任を持ってやるつもりでいた。
刑法を扱う僕の上に直属の上司として、須山弁護士がいる。
須山は慣れているようだった。
昔からずっと刑法の畑で弁護士人生を送ってきていたし、僕の東都大の先輩でもある。
須山は東都大の文学部に現役合格して、三年次の専攻を決めるとき、法学部に転部した異例の経歴の持ち主だ。
そして在学中に旧司法試験に合格している。
僕も驚いていた。
須山の頭脳の明晰さに。
世代的には幾分遠いのだが、僕は基本的に須山の雑用係だ。
六本木のカフェで江美は一体何を話すのだろう……?
そればかりが気になっていた。
ハンドルを握りながらも。
刑法を扱う僕の上に直属の上司として、須山弁護士がいる。
須山は慣れているようだった。
昔からずっと刑法の畑で弁護士人生を送ってきていたし、僕の東都大の先輩でもある。
須山は東都大の文学部に現役合格して、三年次の専攻を決めるとき、法学部に転部した異例の経歴の持ち主だ。
そして在学中に旧司法試験に合格している。
僕も驚いていた。
須山の頭脳の明晰さに。
世代的には幾分遠いのだが、僕は基本的に須山の雑用係だ。
六本木のカフェで江美は一体何を話すのだろう……?
そればかりが気になっていた。
ハンドルを握りながらも。