僕は
第27章
27
「おはよう、園岡」
「あ、須山先生。おはようございます」
「明けましておめでとう。今年もよろしくな」
「おめでとうございます。こちらこそ、どうぞよろしくお願いいたします」
「それにしてもこの事務所、正月気分まるでないよな」
「ええ。でも仕方ないんじゃないですか?法律を専門に扱う場所なのですから」
「俺もここ数年、ずっとこんな正月が続いてるよ。年が明けたらまた仕事って感じでね」
須山が笑った。
思い切って訊いてみる。
「先生の来年度の所長就任が噂されてますが、真相はどうなんでしょう?」
「そんなこと気にしてたのか?関係ないぞ、そんなことは。俺が所長になろうが、弁護士は弁護士だ。今まで通りクライアントからの仕事を引き受ける」
「でも所長になればメリットはあるんじゃないですか?ご自分の時間を持てるとか」
「おはよう、園岡」
「あ、須山先生。おはようございます」
「明けましておめでとう。今年もよろしくな」
「おめでとうございます。こちらこそ、どうぞよろしくお願いいたします」
「それにしてもこの事務所、正月気分まるでないよな」
「ええ。でも仕方ないんじゃないですか?法律を専門に扱う場所なのですから」
「俺もここ数年、ずっとこんな正月が続いてるよ。年が明けたらまた仕事って感じでね」
須山が笑った。
思い切って訊いてみる。
「先生の来年度の所長就任が噂されてますが、真相はどうなんでしょう?」
「そんなこと気にしてたのか?関係ないぞ、そんなことは。俺が所長になろうが、弁護士は弁護士だ。今まで通りクライアントからの仕事を引き受ける」
「でも所長になればメリットはあるんじゃないですか?ご自分の時間を持てるとか」