僕は
 須山は淡々と食事を取り続けた。


 これから今年最初の仕事をするのだろう。


 年を越した案件もあるのだし。


 迅速に処理すべきことばかりだった。


 新たな一年が始まる。


 何かとソワソワするような感じの年が。


 食事を取り終わった後、僕と須山は事務所に戻り、互いに仕事し始めた。


 僕もコーヒーを飲んだ後、自室で資料の整理をする。


 淡々とした始まりだが、苦痛はない。


 こういったことには慣れ掛けていたので。
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