僕は
 それにビジネスを加速させるものなのだし。


 今すぐ乗り換えるわけじゃなかったのだが、江美は新しいものに興味を示す。


 頭脳が若いし、学習能力も高いということである。


 僕はカフェで言ってみた。


「今度、ショップに行ってみたら?」と。


 彼女が頷く。


 互いにお茶を飲みながら、和やかな会話が続いた。


 そしてティータイムが終わると同時に、江美が、


「事務所に戻りましょ。まだ仕事残ってるし」


 と言う。


 頷くと、彼女が脇に付いた。


 揃って駐車場まで歩き出す。


 すっかり気分が変わった。
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