僕は
第51章
51
その夜、揃ってホテルのダイニングで食事を取り終え、食後、部屋で寛いでいた。
窓を開けると、南風が吹きつけてくる。
生暖かさを通り越して蒸し暑い。
日本は三月でやっと暖かくなろうとしているのに、この島はまるで灼熱だ。
夜も眠り辛いだろうと思う。
だけどせっかくの休みだ。
また新年度からは事務所で仕事が始まる。
弁護士というのは実に疲れるのだ。
クライアントからの依頼を聞いたり、拘置所に接見に行ったり、法廷に立ったりと業務がいろいろある。
僕もずっと働き詰めできつかったので、江美とこうやって過ごす時間が一番大事だと思えた。
寝苦しい夜を過ごすと、僕たちは起き出して窓を開け、朝焼けを見る。
その夜、揃ってホテルのダイニングで食事を取り終え、食後、部屋で寛いでいた。
窓を開けると、南風が吹きつけてくる。
生暖かさを通り越して蒸し暑い。
日本は三月でやっと暖かくなろうとしているのに、この島はまるで灼熱だ。
夜も眠り辛いだろうと思う。
だけどせっかくの休みだ。
また新年度からは事務所で仕事が始まる。
弁護士というのは実に疲れるのだ。
クライアントからの依頼を聞いたり、拘置所に接見に行ったり、法廷に立ったりと業務がいろいろある。
僕もずっと働き詰めできつかったので、江美とこうやって過ごす時間が一番大事だと思えた。
寝苦しい夜を過ごすと、僕たちは起き出して窓を開け、朝焼けを見る。