僕は
第52章
52
森林公園で生温い南風に吹かれながら、僕たちは寛いでいた。
眼下の島の景色は実に綺麗だ。
ベンチから立ち上がり、安全のため設置されているフェンスの手前まで行く。
そして美しい光景を見続けた。
深呼吸して、新鮮な酸素を肺に入れる。
また日本に戻れば仕事があるのだし、四月からは雑用だけでなく、新米弁護士たちへの教育もあった。
僕も入所したての頃は須山に教育されていたのだし、その須山が新年度からは所長になる。
江美も商法関係の訴訟が増えているので、仕事は手一杯のようだった。
だけど互いに同じ事務所で働いているのだ。
業務はきついのだが、慣れればそうでもなくなる。
それにどのような訴訟に関しても、裁判所がある以上、ずっと続いているのだった。
森林公園で生温い南風に吹かれながら、僕たちは寛いでいた。
眼下の島の景色は実に綺麗だ。
ベンチから立ち上がり、安全のため設置されているフェンスの手前まで行く。
そして美しい光景を見続けた。
深呼吸して、新鮮な酸素を肺に入れる。
また日本に戻れば仕事があるのだし、四月からは雑用だけでなく、新米弁護士たちへの教育もあった。
僕も入所したての頃は須山に教育されていたのだし、その須山が新年度からは所長になる。
江美も商法関係の訴訟が増えているので、仕事は手一杯のようだった。
だけど互いに同じ事務所で働いているのだ。
業務はきついのだが、慣れればそうでもなくなる。
それにどのような訴訟に関しても、裁判所がある以上、ずっと続いているのだった。