双華姫~王の寵姫~
謀反
それからすぐ・・・柚那は嫁いで行った。
ずっと言えなかった「おめでとう」を笑顔で柚那に伝えた時、柚那は化粧がとれるのも忘れ泣きくずれた。
それを父と母と兄が嬉しそうに眺めてくれていた。
そして・・・・今に至る。
那智が後宮に帰るという選択は叶わなかった。
「どうしてですか・・・・?柚那の輿入れも終わりました。妾は・・・・何故後宮に帰れないのですか?」
帰る準備をしていると、父に呼ばれたのだ。
家族にも挨拶をしたかった那智が喜んで行けば・・・そこには父しかいなかった。
入ってすぐに那智は父から「後宮には帰るな」と言われた。
「父上・・・・何故なのですか?」
父が帰るなと言う意味が分からない。
ずっと言えなかった「おめでとう」を笑顔で柚那に伝えた時、柚那は化粧がとれるのも忘れ泣きくずれた。
それを父と母と兄が嬉しそうに眺めてくれていた。
そして・・・・今に至る。
那智が後宮に帰るという選択は叶わなかった。
「どうしてですか・・・・?柚那の輿入れも終わりました。妾は・・・・何故後宮に帰れないのですか?」
帰る準備をしていると、父に呼ばれたのだ。
家族にも挨拶をしたかった那智が喜んで行けば・・・そこには父しかいなかった。
入ってすぐに那智は父から「後宮には帰るな」と言われた。
「父上・・・・何故なのですか?」
父が帰るなと言う意味が分からない。