双華姫~王の寵姫~
柚那は・・・夫柊也から聞いた話を那智に話し出す。
「主上も双子だったよね?」
那智は頷く・・・・志高も自分たちと同じ双子だ。
「主上の兄君が今どんな状態か知っている?」
後宮にいた頃、那智の耳にも、たまに主上の兄でる太輝の話も聞こえてきたが・・・それはいつも、また体調を崩したとか、意識がなくなったなどの噂だった。
「体調が悪くて、起き上がるのもやっととしか・・・聞いていないけど?」
本当にそれくらいしか、太輝の話は知らない。
那智が必死に思い出そうとしても、持っている情報が初めから少ないのだ。
今の雰囲気からすると、那智よりも柚那の方が・・・・詳しいだろう。
「主上の兄君様に・・・・何かあったの?」
それが那智が後宮に帰れないのと結びつかない。
「主上も双子だったよね?」
那智は頷く・・・・志高も自分たちと同じ双子だ。
「主上の兄君が今どんな状態か知っている?」
後宮にいた頃、那智の耳にも、たまに主上の兄でる太輝の話も聞こえてきたが・・・それはいつも、また体調を崩したとか、意識がなくなったなどの噂だった。
「体調が悪くて、起き上がるのもやっととしか・・・聞いていないけど?」
本当にそれくらいしか、太輝の話は知らない。
那智が必死に思い出そうとしても、持っている情報が初めから少ないのだ。
今の雰囲気からすると、那智よりも柚那の方が・・・・詳しいだろう。
「主上の兄君様に・・・・何かあったの?」
それが那智が後宮に帰れないのと結びつかない。