双華姫~王の寵姫~
那智は剣を身構え、志高の前に立とうとするが・・・志高がそれを許さなかった。
那智の服には血がついている。
ここまで那智が戦いながら来たのが分かるが・・・それでも志高は那智を戦いに巻き込みたくなかった。
「那智華は後ろにいろ・・・・」
と言った時・・・・・
「主上!!!」ご無事ですか・・・・」
幸也が血だらけになりながらも・・・・志高を見つけ走ってくる。
その横にいる那智を見て、驚いてはいたが・・・声には出さなかった。
「お二人とも・・・・お怪我は・・・?」
息を整えながら聞いてくる幸也に那智も志高も首を振る。
それで安心したのだろう・・・幸也は座りこんでしまった。
「良かった・・・・本当に・・・良かった・・・・・」
そう呟き泣く幸也の姿に、那智もまた泣きそうになった。
那智の服には血がついている。
ここまで那智が戦いながら来たのが分かるが・・・それでも志高は那智を戦いに巻き込みたくなかった。
「那智華は後ろにいろ・・・・」
と言った時・・・・・
「主上!!!」ご無事ですか・・・・」
幸也が血だらけになりながらも・・・・志高を見つけ走ってくる。
その横にいる那智を見て、驚いてはいたが・・・声には出さなかった。
「お二人とも・・・・お怪我は・・・?」
息を整えながら聞いてくる幸也に那智も志高も首を振る。
それで安心したのだろう・・・幸也は座りこんでしまった。
「良かった・・・・本当に・・・良かった・・・・・」
そう呟き泣く幸也の姿に、那智もまた泣きそうになった。