危険な彼にご用心!?
―…「おはよー…」
なんとか学校に間に合って、後ろの席に座る親友、小百合に声をかける。
「おっは♪…どしたの?遅かったじゃーん」
「…昨日知らない間に寝ちゃったさー…。今日お風呂とか入ってたら遅くなっちゃって」
「ぅわ、大変だ」
「でしょー?」

そんな会話を交わしてから、HRが始まった。

あたし達の学校は、女子校で、近くに男子校がある。
小百合は、その男子校に彼氏がいる。
彼氏なんかいないあたしは、クリスマス過ごす人がいなくてよく小百合にバカにされる。

けどいいんだもーんっ。
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