危険な彼にご用心!?
「凛檎?寒かった?」
“凛檎” そう呼ばれる度に心が跳ねる。

「大丈夫!!」
「そっか。ならよかった♪」
子供っぽく笑う坂谷修也。

何もしなくてもきっと女の子がほっておかないんだろうなぁ…。





坂谷修也があたしを呼んだ理由は単純だった。
「凛檎にもう一回会いたくなったんだよ」
なっ…///
ドキッ…////

…ってあたしは何ドキドキしてるのっ!

「あたしも…会いたかったよ」
……あ。
自然にポロッと出た言葉にハッとして口を押さえた。

「ふはっ………可愛いヤツ」
…………はい?
「い…今…」
なんか、人格変わりませんでしたか?
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