危険な彼にご用心!?
だってもっとこう…優しい人柄なんじゃなかったっけ?

「凛檎…俺だけ見て」
こんなカッコいい人に耳元で囁かれれば、見ないわけがない。


坂谷修也の整った顔が段々近づいてくる。
キス………されちゃいそう。

え…?
ちょっと待って。
まさか本当に……………

わわっ……

逃げたいのに、坂谷修也の甘い綺麗な顔に翻弄されて動けない。


「んんっ……」
唇に、生暖かいものが触れる。
それが、坂谷修也の唇だって事くらい分かる。

ファーストキス……奪われてしまった…。

あたし…お嫁に行けない!!!
…というボケはさておき。

「あ…あんたっ…」
動揺するあたしを見て、坂谷修也は笑った。

「俺、実はこういう奴♪」


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