危険な彼にご用心!?
――――――――
―――――…
―――……
「ん…ふぁ…」
次に目が覚めたのは、保健室。
カーテン越しに先生の声が聞こえる。
「早退ですねー…」
あたし…早退するんだ…。
そう思った時…
カーテンがシャッと開いて、先生があたしの所へ来た。
「凛檎ちゃん、早退しようか」
「………はい」
考える事ができなくて、適当に返事をする。
「すごい熱だから、お母さん来るまで寝ていてね」
熱あるんだやっぱり…。
だとしたら、こんな大熱、久しぶりかもしれない。