危険な彼にご用心!?
「あら?ご飯は?」
あたしが2階に上がろうとしたからか、ママが言う。
「あー… 今日はいいや」
適当に返事をして、とりあえず自分の部屋へ。
ママが心配してる感じだったけど、まぁいいや。
「ふー…」
息をはいてから、あたしはさっきもらったメモを開く。
「電話…したほうがいいよね」
だって、お礼言わなきゃならないもん。
本当は、どこかで、また会いたいという気持ちがあったりもする。
「よし…電話だ電話っ」
パチンッと手を叩いて、ケータイを開く。
電話番号を押して、しばらく待ってから、コールボタンを押した。