SADP




私はケイくんの横に
ぺたんと座った。



「‥どうしたの?」



地図を見ると
赤色の字でいろいろと
書かれている。



『あのね?よーく聞いてね?』



ケイくんはいきなり
真面目な顔になった。



な、何だろ、




私は頭を縦にふった。





『カナちゃんって
夏目財閥の令嬢だったんだね?』



うん、確かにそう。
私は夏目財閥の令嬢なんだけど‥



「‥何で知ってるの?」


私、誰にも言ってないんだけど‥




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