SADP



『話は最後まで聞くもんだ』

ツカサくんが言った。


「‥、」


『僕たちはカナちゃんを
守らないといけないんだ。』



守る‥?



「私を‥?」



『だから話は最後まで聞くもんだ。』

また、ツカサくんが言った。



『そう、カナちゃんのお父さんが
契約を破棄した会社が潰れて、
その人たちがお父さんを恨んでるの』



「パパを‥?」


『だから話は「うっさい!!」


ツカサくんがあまりにも
しつこいので1発怒鳴った。



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