SADP
何が‥?何がごめん?
何にごめん?
『カナちゃん、あれ見て』
私が悩んでいるとカイくんが
話しかけてきた。
カイくんが指さした方を
見ると、
「うわっ!何あれ」
さっきの女の子たちが
私をすごい剣幕で
睨んでいた。
『あのこたち、ソウのファン』
うん、ソウならいそうだしね、
『だから朝からずっと傍にいる
カナちゃんを気にくわないんだよ』
あー、そっか。
私って邪魔だよね、
「でも、しょうがないじゃない」
だって私だって、
一緒にいたくているんじゃないし。