SADP



『‥ん?
うっわー!!
ケイが女の子泣かしてるー!!』

そう言ってケイくんを
ポンと叩いた彼は
赤っぽい髪の毛で
いかにもチャラ男?
っぽかった。


『‥いったぁーい!!
僕泣かしてないしぃ!!』

ケイくんはそのチャラ男に
言った。



何か、ケイくん
女の子みたい。



『あんた、誰?』



さっき教室に入ってきた
3人の中の1人が言った。
彼は金髪に近い茶髪で
カッコイイ意外に何も
言えないような、
いかにもモテそうな人。



私、だよね?



「えっと、転入してきた
夏目 カナです。」

私はペコッと頭を下げた。




『ふぅーん』




そう言って彼は
机の上に俯せになって寝た。




何、この人。





嫌い。

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